2016年度夏季の電力需給対策について(案)
(概要)
2016年5月13日
電力需給に関する検討会合
1.
2016
年度夏季の電力需給見通し
○ 2016年度夏季の電力需給は、猛暑となるリスクや直近の経済成長の伸び、企業や家庭における節電の定着 などを織り込んだ上で、一定程度改善し、電力会社間の融通なしで、いずれの電力会社でも電力の安定供給
に最低限必要な予備率3%以上を確保できる見通しである。
○ ただし、引き続き、火力発電所における震災特例等による定期検査の繰延べや震災前に長期停止していた
火力発電の稼働等を前提としているとともに、火力発電に大きく依存しており、大規模な電源脱落や想定外の
気温の上昇による需要増に伴う供給力不足のリスクがあることに十分留意が必要な状況である。
※ 2010年度並みの猛暑を想定し、直近の経済見通し、2015年度夏季の節電実績を踏まえた定着節電を織り込み。 (東京及び中部電力管内は2015年度、関西及び九州電力管内は2013年度、沖縄電力管内は2009年度夏季並み。)
(万kW)
東日本 3社
北海道 東北 東京
中西日本 6社
中部 関西 北陸 中国 四国 九州 9電力 沖縄
最大電力需要 6,650 428 1,412 4,810 8,900 2,567 2,567 545 1,114 543 1,564 15,550 154
供給力 7,230 515 1,514 5,201 9,737 2,739 2,778 605 1,259 574 1,782 16,967 224 供給-需要 580 87 102 391 837 172 211 60 145 31 218 1,417 70
予備率 8.7% 20.2% 7.3% 8.1% 9.4% 6.7% 8.2% 11.1% 13.0% 5.8% 13.9% 9.1% 45.7%
1
2016年度夏季(8月)の見通し ※
(参考)仮に伊方原子力発電所3号機が再稼働した場合の試算
(万kW)
東日本 3社
北海道 東北 東京
中西日本 6社
中部 関西 北陸 中国 四国 九州 9電力 沖縄
最大電力需要 6,650 428 1,412 4,810 8,900 2,567 2,567 545 1,114 543 1,564 15,550 154
供給力 7,230 515 1,514 5,201 9,804 2,739 2,778 605 1,259 641 1,782 17,034 224 供給-需要 580 87 102 391 904 172 211 60 145 98 218 1,484 70
2.
2016
年度夏季の電力需給対策
(1) 需給ひっ迫への備え
大規模な電源脱落等により、万が一、電力需給がひっ迫する場合への備えとして、以下の対策を行う。 ①発電所等の計画外停止のリスクを最小限にするため、電力会社に対して、発電設備等の保守・保
全を強化することを要請する。
②電力の安定供給を確保するため、電力広域的運営推進機関に対して、電力会社管内の需給状 況を改善する必要があると認められる時は、他の電力会社に対し、速やかに融通を指示するなど必 要な対応を講じることを要請する。
③電力会社に対して、ディマンドリスポンス等、需要面での取組の促進を図ることを要請する。
④産業界や一般消費者と一体となった省エネキャンペーン等を実施し、2030年度に向けた徹底 した省エネの取組を進めていく。
(2) ひっ迫に備えた情報発信
①電力需給状況や予想電力需要についての情報発信を行うとともに、民間事業者等(インターネッ ト事業者等)への情報提供を積極的に行う。
②上記の対策にもかかわらず、電力需給のひっ迫が予想される場合には、「需給ひっ迫警報」を発出し、 節電の協力を要請する。